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はじめに
「Xserver サーバーパネル」を開く。
独自ドメイン(akimasa21.net)は設定済みとして話を進める。
この場合、独自ドメインフォルダの中に、MySQLデータベースとWordPressファイルを導入して、両者を紐付けする。
- サーバーID:akimasa21(Xserver契約名)
- ドメイン名:akimasa21.net(独自ドメイン)
- インストールディレクトリ:
/home/akimasa21/akimasa21.net/public_html/ - インストールURL:http://akimasa21.net/
独自ドメイン用フォルダ(akimasa21.net)の下に「public_html」が作成されている。
その「public_html」の中にデータベースファイルとWordPressファイルを設置する。
なお、Xserverのマニュアルでは、インストールディレクトリを~/public_html/wpとしている。その場合、インストールURLは、http://akimasa21.net/wp/となる。
「akimasa21.net」の中に、データベースを用意する
WordPressを運用するためには、必ず、最低一つのデータベースとそれを管理できる最低一人のユーザー(パスワード必須)を設定しなければならない。
まずは、下記2つの手順を実行する。
- 「設定対象ドメイン」から「akimasa21.net」を選択して、「設定する」。
- 「現在の設定対象ドメイン」が「akimasa21.net」になる。
注)ただし、上記2つの作業手順は必要ないのかもしれない。どのような設定の元で作成しても、MySQLデータベースあるいはMySQLユーザーは、レンタルサーバー(akimasa21)で共通に通用するからである。
MySQL(データベース)の設定
WordPressで利用するデータベースを新規作成する。
なお、データベースの新規作成は、WordPress導入時にお任せの自動設定(自動作成)で行うことも可能である。
ただしその場合には、データベース名は英数字の連番となる。そうすると、後々WordPressやデータベースの数が増えてきたときに、各WordPressとそれぞれのデータベース名の対応関係が判別しづらくなる。
それを避けるためには、WordPress導入前に新規データベースを作成して、データベース名を自分好みの判別しやすい名前にしておく方がよい。なお、既存のデータベース(過去に使用したことのあるものを含む)では登録できない。
具体的な手順は、以下のとおりである。
新しいMySQLデータベースを追加する
「データベース」>>「MySQL設定」画面を開く。
「MySQL追加」で、新しいデータベースを用意する。例えば、以下のように設定する。
- MySQLデータベース名 >> akimasa21-「practiceなど」
- 文字コード >>「UTF-8」(規定値のまま)
新しいMySQLユーザーを追加する
「データベース」>>「MySQL設定」画面を開く。(上記設定画面に戻る)
「MySQLユーザー追加」で、新しいユーザーを作成する。例えば、以下のように設定する。
- 「MySQLユーザーID」>> akimasa21-「半角英数字7文字以内、wp1など」
- 「パスワード」>>「半角英数字、適宜設定」
なお一人管理のWordPressでは、全てのデータベースで、上記のユーザー名(同一のユーザー名、同一のパスワード)で運用すればよいだろう。
MySQLアクセス権を設定する
データベースごとにアクセス権を有するユーザーを紐付けする。
「データベース」>>「MySQL設定」画面を開く。(上記設定画面に戻る)
- 「MySQL一覧」で、「データベース」の一覧を表示する。
- 「akimasa21-practice」に対して、「アクセス権未所有ユーザー」の中から、先ほど作成したユーザー名を選択して、「追加」する。
- 「アクセス権所有ユーザー」に、「akimasa21-wp1」が追加されたことが確認できる。
「akimasa21.net」の中に、WordPressを導入する
WordPressファイルをダウンロードする
WordPressファイルは、公式サイトからダウンロードする。
- 公式サイト(https://wordpress.org/)にアクセスする。
- 「WordPressを入手」ボタンをクリックするなど、案内に従ってWordPressファイルをダウンロードする。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍する。(Lhaplusを使用する)
FTPソフトを利用して、WordPressファイルを丸ごとホスト(サーバー)に転送する
FTPソフトとして、FileZillaを使用する。
FTPソフトの設定情報を確認する
「Xserver サーバーパネル」>> FTP >> サブFTPアカウント設定
「FTPソフト設定」>> 「初期FTPアカウントの設定内容」を確認する。
- FTPサーバー(ホスト)名 :sv****.xserver.jp
- ユーザー名(アカウント名):akimasa21
- パスワード:FTPパスワード(サーバーパスワードと同じ値)
FTPソフトを立ち上げて、ファイル一覧を確認する
FileZillaを立ち上げると、パソコン側のファイル一覧が確認できる。さらに、上記設定値を記入すると、ホスト(サーバー)側のファイル一覧も確認できるようになる。
WordPressファイル一式(パソコン側)をホスト(サーバー)側にコピーする
ホスト側のakimasa21 >>「public_htmlフォルダ」の中に、パソコン内のWordPressファイル(解凍済み)一式をコピーする。
MySQLデータベースとWordPressファイルを紐付ける
WordPressのURLにアクセスして「wp-config.phpファイル」を作成する
- akimasa21.net/にアクセスをする。
- 「wp-config.phpファイルを作成する」をクリックする。
- 「次に進みましょう!」をクリックする。
「wp-config.phpファイル」の中に、MySQLデータベースに接続するための情報を入力する
- データベース名:akimasa21_practice(WordPressで使用するデータベースの名前)
- ユーザー名:akimasa21_wp1(データベースのユーザー名)
- パスワード:password(紐付けされたユーザー名のパスワード、きちんとメモをしておこう)
- データベースホスト :mysql****.xserver.jp(MySQL設定画面の最下段で確認できる)
- テーブルプレフィックス :wp_(通常はこのまま。単一のデータベースで複数のWordPressインストールを実行する場合は、これを変更する)
その結果は、当然ながら、「wp-config.phpファイル」(テキストファイル)を開いて確認することができる。
WordPress画面を表示する
「インストールを実行しましょう !」ボタンをクリックする。
ブログタイトルとメールアドレスを入力する。
「WordPressをインストール」ボタンをクリックする。
インストールが完了する。
「ログイン」ボタンをクリックし、ログイン画面に移動する。
ユーザー名・パスワードを入力し、WordPressの管理画面へログインする。
(http://akimasa21.net/wp-login.php)
トップページが表示される。
トラブルシューティング
上記手順を完全に実行したにもかかわらず、下記のようなエラーメッセージが出ることがある。その対処方法は以下のとおりである。
「このWEBスペースへは、まだホームページがアップロードされていません」。
https://www.xserver.ne.jp/support/faq/faq_service_hp_trouble.php#01
index.htmlが残っていれば必ず削除する
htmlファイルは、phpファイルなどよりも優先表示される。そこで、WordPress導入前に「index.html」が存在していた場合には、phpファイルよりも先に「index.html」が立ち上がってしまい、WordPressが表示されないことになる。
「index.html」を削除する。
それでも問題が解決しない場合には、ブラウザ側のキャッシュを削除した上で、再度アクセスを試みるとよい。